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著書。あいつ、やりおった。

2)黒い感情が消えた話。

拙著「あいつやりおった。」を読みながら、「これ本当に自分で書いたんか?めっちゃ刺さるんですけど!!(涙ボロボロ)」状態だった私。

 

当時はメンタルが大波に飲み込まれる寸前の小舟状態だったのによく執筆をやり遂げたな!!と自分の生命力に感服しつつも、その裏ではフラバ(フラッシュバックの略)に耐えたり、フラバを起こさせないために色んなことを試していました。

 

何を試したかというと主に以下になります。

運動。
瞑想。
薬物療法。(ドクターがついているやつ。)
気分転換。
ゲーム。
仕事に没頭、等。

 

だってさ、フラバって相当きついんだよ。
昼夜問わず、時間も場所も関係なく、トリガーさえなくとも勝手に襲ってくるので楽しくて笑っていた次の瞬間にはフラバに飲み込まれて自分の衝動を抑えきれなかったり、涙が止まらなくなったり。いつまで続くかわからないフラバには相当苦しめられました。
当時を振り返って思うのは私生活での情緒不安定がやばすぎたので立派にPTSDを発症していたんだと思う。

 

この中で「効いたな〜」と思うのが
瞑想・気分転換・ゲーム、以外の方法です。

 

運動は継続さえできればとっても効果的でコスパ良し。
薬物療法には漢方を使っていたんだけれどこれがね、自分にはビビるくらい効いた。

でもどれも症状は軽くしてくれるけど根っこ改善までは至らず。←

 

 

いつになったらこの苦しみから解放されるのか。

どうして被害者の私だけがこんなにも苦しまないといけないのか。

辛い、しんどい、私は切実に接していたのに裏切りなんてひどい。

 

こんなことが何万回もリフレインした。
涙だってリットル単位で流したと思う。

 

それでも私が今生きていて、
やっと「解放された!!」「終わりました!!!」と胸を張れるようになったのは
私を傷つけることになったきっかけの相手(夫)で傷を何度も何度も癒せたのが大きい。。と言いたいけれど、これも実は根本解決にはなりきれず、
最後の最後に私を癒したピースたちは「あいつ、やりおった。」に書いているアレらでした。

 

その中でも大きかったのは「決別の決意」

今、何かしんどいことがある人には信じられないかもしれないけれど
脳ってのはおかしなもんで何もない状態よりも「何か考えていることがある」状態を好みます。(脳は動いているのが好き)

 

それがたとえ本人にとって辛く、正気を保てないようなことであったとしても記憶に刻まれた「刺激」を脳が勝手に再生し、何度も何度も思い出す。そうするとその影響は感情・精神・肉体・日々の生活にまで作用します。

 

まずはこの状態が癖になっていることを自覚し、把握します。

次に、この不毛すぎる癖をとる、または終わらせる決意をします。

 

でもこれは「考えない!!><」「思い出さない><」「切り替える><」と思うだけでなんとかしようとするのは土台無理な話。

 

そして私の場合は悪習慣としてフラバが起きてしまった時はいつもよりさらに夫がケアをしてくれるというご褒美特典付きだったのでこれもまた、振り返ればよくない習慣だったんだと思う。
(とはいえ当時はそれでフラバが治っていたから大きな意味はあったんだけれど、フラバなんて起こさなくてもいつでも自ら尽くしてくれる夫だから私がピリつかずにもっともっと毎日甘えればよかったな、、、いや、それはそれで当時の自分は「なんで私が!」って思いそう汗)

じゃあどうやって癖をとる、または終わらせる決意をしたのか?

 

<続く>

= = = =

相手をチェンジしたからといって浮気によって傷ついた心は癒えるか?というとそうじゃない。
これは身をもって体験したからこそ断言できる。

この恐怖を、浮気をしていないであろう新しい相手にぶつけるのは違う話 でしょう?

そして、その恐怖を新しい人に埋めてもらうのは至難の技よ。
もっといういうと、こんな腐ったお土産のせいで新しい恋が上手くいかないなんてそれこそ耐えられない。

「あいつ、やりおった。」引用)

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