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著書。あいつ、やりおった。

3)黒い感情が消えた話。

私がパートナーによる不貞行為の辛く、苦しい、フラバを終わらせることができたのは

「決別の決意」

の執行が最後の決め手になりました。

 

ただこれって「今悲しみの真っ最中です!!」という人には難しくて、ある程度は泣いたり、暴れたり、絶望したり、ご飯を受け付けられなくなったり、胃が空っぽなのに吐き続けたり、罵倒したり、虚無に入ったり、、とひと通りの「発散と絶望と自慰行為」が終わってからじゃないと最終ステップへは進めないと思う。

 

なぜかって、自分が納得できないから。

あと、理解もできないから。

 

「こんなことを繰り返していても、幸せにはなれない」
「せっかく二人でいるのに、何をしているんだ?」と我に返って初めてやっとこの不毛なフラバであったり、八つ当たりや、被害者ぶることと縁が切れる準備が整います。

 

こうなってからは育児でいう、「おしゃぶり卒業」「ミルク卒業」みたいなもので『期限』を決めてしまえると上手くいきます。

でもこの期限はちかすぎてはいけません。

 

例えば「来週からは暴れない!!」とか
「次の季節に入ったら生活習慣を規則正しくする!!」とかはダメ。もう少ししっかりと準備期間があったほうがいい。

 

私の場合はこれを初期の段階で他人(夫)に執行の時期を委ねていました。

・「これに応えてくれたら、相手の誠意を受け入れよう」

・「これをしてくれたら、彼のその気持ちを理解しよう」
(「あいつ、やりおった。」引用)

 

元々男性不信がある私がもう一度彼と信頼関係を構築していくためには彼の誠意はもちろん、その持続性も見る必要があり、夫はそれを十分すぎるほどに満たし続けてくれました。

 

その期間5年。しかも夫にとっては一番嫌な方法で。
ということはこれはいうまでもなく切り替わった状態なのです。
※この期間に妊娠・出産を挟んでいるのでその影響で2年は余分に長くなってしまった気がする。

 

5年間もずぅ〜〜〜っと安定して切り替わった状態。
しかもこれはただ私のいうことを聞くだけではなく、夫が自分で考え、自分から「この関係性をなんとかしよう」「私を喜ばせよう!」と動き続けてくれた期間。
だから私もやっと「しんどい関係」を終わらせ切ることができました。

 

これは彼の不貞行為を許したとか割り切ったのではなく、区切りを ”つけ切った” のです。
(※相手の不貞行為を許す許さないの問題ではない。これは”自分”の気持ち・思考・趣味・性格の問題。)

 

相手がいる人は私と同じルートで黒い感情と縁を切ってもいいし、
「相手」(原因)が今は近くにいない人は違うルートで黒い感情と縁を切りましょう。
自分のこれからの幸せのためにね。
(※この期間、私は夫から追いかけられてふんぞりかえっていたわけではなく私も夫のことを気遣い男女の循環が回るようにし続けています。だからお互い頑張れたのはあると思う。)

 

黒い感情と離れられるまでに、たくさんの準備をしてきました。

 

・私の誕生日には二人で1000pのパズルを作る。
・定期的にお花をプレゼントしてもらう。

この2つには私にとってとても深い意味があります。
パズルは今でも見るたびに「いろんなことを話し合いながら頑張って作ったな〜」と感慨深いし、
お花はいつか枯れてしまう尊いものを「それでも」プレゼントしてもらえるありがたさと特別感を感じたし、その記憶はしっかりと自分の中に「良いもの」として根付いています。

 

思いをカタチにすること。

カタチにしたものを形そのまま残してもいいし、
カタチにしたものを新しい脳刺激へと塗り替えてもいい。

パズルも、お花も思い出すだけで泣けてくるほど深く、深く、私の中に染み込んでいます。

 

そして最後はね、本には入れてなかったんだけれど「大物」をプレゼントしてもらうことで終わりました。
(これは当時彼氏の女遊びが発覚した時に「禊としてどうすんや?」って話し合いの時に彼が自分から言ったこと。)

これはねぇ、4E理論のハンマータイプの彼にはすっごく効いたし終わった今ではやり切った感(開放感)がすごいと思う。

 

だってその完了(貯金)まで5年はかかってるからね?

 

と、いうことは彼もまた5年間ずぅっとジワジワプレッシャーを感じ続けていたのはもちろん「それだけの時間、お金、気持ち、その他」を費やしてまで私との関係修復を望んでくれたわけです。

 

これには達成後、正気に戻った自分が振り返ると感謝と尊敬しかないよね。

 

妊娠・出産・産後と食べつわりから始まり、ストレス過食とどんどん太り続けた私に優しい言葉をかけ続け(ハンマータイプは異性への強い外見のこだわりがあります)、
フラバだとか、八つ当たりをする私を慰め、笑わせ、
ほんとね、大変だったと思う。

なんでそんなに私がいいの?って引くぐらいに、大変だったのにずっと頑張り続けてくれた夫。

 

もう、その気持ちを認めざるを得ないよね。

 

夫からの気持ちに根負けしているのは今に始まった事ではないんだけれど、それでもそれは尊いことで有り難いことで、「なんで私にそこまでしてくれるの?」とも思う。

 

だけどもう、
「だったらなんでそんなこと(女遊び)をしたの?」とは思わない。

夫はちゃんと切り替わったから。

これからは私が切り替わるターン。

 

その最後のひと推し。
「決別の決意」の執行が、大物をプレゼントされた時。

 

夫:『いいから今度の休みに買ってきてよ!!』

夫側の準備ができていたにもかかわらずなかなかプレゼントを買いに行けなかったのは、それを手にしたら私はもう八つ当たりもできないし、被害者ぶることもできないから。

また、フラバに飲み込まれたら?
また、女どもから連絡が来たら?

そう思うと怖かった。

 

 

でも実際はどうだろう???

 

いざ、予約したお店に行くとと〜〜〜〜〜っても楽しすぎるお買い物時間に、それを見るだけでキュンキュンする私。

 

嫌なことなんて考えたり思い出すよりも、「嬉しい」「有り難い」「愛おしい」「素敵!」「かわいい!!」こんな感情が今は脳内でい〜っぱい。

 

だから私は黒い感情が「終わりました!!!」と言える。

 

脳だって強い刺激があればそっちに乗り換えるので、部屋に飾ってあるパズル。
お花を生けていた花瓶。
貰ったプレゼントたち。

これらを見るたびにきゅんきゅんきゅん〜〜〜〜!!!!💛

はい。沈む、なんてないのです。

 

こうなれるまで時間はかかったけれど後戻りしないためにしっかりと時間をかけ、しっかりと相手のことを見続けてきました。

 

そしてようやく「これからまた、新しく2人の関係性をつくっていきたい」と感謝と敬意を持てるようになった今、振り返ればこの期間のことはかけがえのない宝物です。

 

いつだって諦めるのは簡単だけれど、腐らず、逃げず、諦めず、次のステージへ2人で辿り着けたのはこの上ないしあわせだね。

近々、「あいつ、やりおった」をベースにしながら自分の心にアクセスしていく半年企画、ブラッシュアップした「ミラセラ」を告知・募集します。
募集人数は若干名。今回ももちろん企画開催中にコンサルを受けてくれている人は無料ご招待です。
告知をお楽しみに。

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自分の個性が死んでいるときって、多分その人自身も死んでるね。
だから魅力的じゃない。

いつまでも過去に縛られてはいけないんだからね。

今が何歳でも関係ないよ。
自分が死ぬまで、素晴らしい女性になり続けよう。
どんどん綺麗に可愛くなって、もっともっとたくさんの人から愛でられよう。

(「あいつ、やりおった。」引用)

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