こんにちは。
かずみん先生よ。
先日、かずみんが担当させていただいている人とこんなやりとりをしました。
= = = = =
か:
多分なんですが、〇〇さんもパートナーに対して尊重しているのではなく「譲っている」のではないでしょうか?
尊重とは
・「あなたの意見や気持ち、大事に思ってますよ」という態度。
・同意するかは別として、相手の存在や考えを否定しないこと。
例:「あなたはそう感じるのね、それも大事な考えだと思うわ」
→ 相手を”認める”ことが目的。
譲るとは
・「じゃあ今回はあなたのやり方でいきましょう」と、自分の希望を一歩引くこと。
・心の中では自分の意見を持っていても、行動や選択を相手に合わせること。
例:「私も別案があるけど、今回はあなたの案でやってみよう」
→ 行動や決定を”相手に委ねる”ことが目的。
女性:
尊重しているようで、ここ数年私がしていたのは「譲る」です。尊重→だんだんと譲るになっていって、自分でも気がつきませんでした。
自分の中の勝手な(親から刷り込まれてきた)夫婦とはこうあるべき、とか妻として、母として、みたいなものも譲る理由に多く混じっていたと思います。
私は夫を尊重できていなかったんですね。
気がつけてよかったです。ありがとございます。
同意=尊重ではないし、同意しないからといって尊重していないとは限らないですもんね。
これからは譲る、ではなく尊重して他者と付き合っていきたいと思います。
= = = = =
こちらの方はいつの間にか、尊重できていたことが「譲る」ことへと変化していたようですが、
この尊重と譲ることって何が違うの??
結局「相手の希望を通している」んだから同じことじゃないの??と思う人もいるかもしれないのでご説明をすると、
相手に譲ってばかりいると
・「なんで私ばかりが折れないといけないの」
・「どうしていつも我慢しないといけないの」
・「これだけ尊重してあげてるのに(※自分では”譲っているだけ”ということには気づいていません)なんであの人は私のことを考えてくれないの」
・「したいようにやらせてあげたんだから次は私の番よね!!これまでの分、返してくれてもいいよね!」
・「相手を尊重したって私は好かれない、、もうどう接していいのかわからない」
(※自分では”譲っているだけ”ということには気づいていません)
上記のように、不満・ストレス・悲しみ・怒りが心にどっしり重い澱となり、蓄積していきます。
この一方で、相手へ尊重ができると、
自分の中には何も残りません。←
相手に尊重をしたからといって「尊重してやったんだから今回は貸しね!」というような見返りを求める気持ちもなければ、
こちらばかりいつも我慢している、、、だとか
これだけ尊重をしているのに私に振り向いてくれない、、、なんて思うこともありません。
あなたが本当に相手を尊重できていればね。
これと同じような勘違いとして、「配慮」があります。
自分は相手に配慮をしているつもりだけれど実際は「譲っている」だけのケース、これもよくあるトラブルの根っこです。
配慮とは
→ 相手が快適になるように気をまわす行動
尊重 とは
→ 相手の存在や考え方を価値あるものとして扱う態度
こちらも先ほどの「結末」と同じように、配慮をしているつもりがただ譲っているだけだと不満・ストレス・悲しみ・怒りが蓄積していきます。
そして、これらの勘違いをしてしまう人に共通していることが恩着せがましい状態になることです。
恩着せがましいとは
→
・「あなたは私に感謝すべき」な空気を出す。
・好意が “純粋な思いやり” ではなく、“貸し”。だからリターンがないと不満がすぐに大爆発。
・言葉や態度が偉そうになって、受けた側がモヤっとする。
(だからいつまで経っても恋愛やパートナーシップがうまくいかない)
これを読んでいるあなたは大丈夫ですか?
譲っていることを相手への尊重だとか配慮だと勘違いをしてしまっていませんか?
もしそうだとすると、あなたはただ相手に譲っているだけなので相手に対してのあなたの優しさや好意は伝わらないし
あなたがそのまま譲ったとて生まれてくるのは相手からの好意や感謝ではなく、「これだけしてやったのに!!」という不満だけです。
勘違いをしてしまっていた人はこれを機に、自分がこれまで相手に何を思い、何を行動として選択してきたのか振り返ってみてくださいね!
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